
GARTENー藤田金属の人気シリーズはドイツで誕生
「空焼き」「油慣らし」不要。われわれ藤田金属は、鉄フライパンの面倒なイメージを払拭して少しでも多くの方に手にとっていただけるように、日々製造に向き合っています。そんななかでも人気の商品が、スタイリッシュなハンドルが特徴のGARTENシリーズです。
この記事では、藤田金属の商品をまだ手に取られていない方にも、既に手にとってくださった方にも、GARTENシリーズの商品開発ストーリーを通して、少しでも藤田金属のモノづくりに込めた想いを感じていただければと思っています。
価格競争の先に見えたもの
現在多くのお客様に選んでいただいている藤田金属の鉄フライパンも、つい数年前までは厳しい状況にありました。2013年から2018年頃、鉄フライパン業界は厳しい価格競争が進んでおり、新しい商品を出しても、すぐに似たような商品が市場に出回ってしまうような厳しい状況でした。値崩れも進み、私たちは同じ土俵で戦い続けることに限界を感じていました。そのような厳しいなか、藤田金属は自分たちにしか作れないオリジナル商品に注力するという判断をします。
ドイツで出会った、100年を超える技
オリジナル商品を作って1人でも多くの方に鉄フライパンを手にとっていただきたい、そんな想いで、2018年、私たちはドイツの国際見本市「Ambiente」に初めて視察に訪れました。世界の名だたる調理器具メーカーが出展されているAmbienteで、我々は創業100年を超える老舗のハンドルメーカーと出会います。なんと、展示会の会期中に、その場でサンプルを製造いただくことが叶い、そこから本格的な協業が始まりました。
こうして誕生したのが今では藤田金属の主力商品でもあるGARTENシリーズです。GARTENシリーズは、ドイツ職人たちの100年もの歴史と大阪八尾市の町工場75年もの歴史を背負った重みのある鉄フライパンなのです。
他社の鉄フライパンにはない、ドイツ製のハンドル
こうしてドイツで出会ったハンドルメーカーとともに作り上げたのが、ステンレスと樹脂を組み合わせたハンドルです。これがGARTENシリーズ最大の特徴。熱が伝わりにくいよう設計しているため、調理中も手元が熱くなりにくく、高さを抑えた設計により、持ち上げたときの安定感まで考えて作られています。
私たちは、鉄板の性能だけでなく、毎日それを使うお客様の手に何が起きるかまで日頃から考えて製品開発に向き合っています。


「空焼き」「油ならし」がいらない理由――ハードテンパー加工
また、藤田金属の鉄フライパンの最大の特徴は「空焼き」「油ならし」が不要な点にもあります。これを可能にしているのが「ハードテンパー加工」と呼ばれる藤田金属独自の加工技術です。鉄板を700度まで加熱したのち一定時間かけて冷却し、そこに食用オリーブオイルをなじませて作っています。
このひと手間にも、鉄フライパンをもっと身近に、というわれわれの強い想いが込められています。この加工によって、鉄板そのものに油がなじんだ状態にしており、そのため開封後は洗剤でさっと洗うだけですぐに使い始めることができます。焦げ付きや錆びにも強い。これまで鉄フライパンを敬遠してきた方にも、ぜひ手に取ってほしい一枚に仕上げています。
※ハードテンパー加工とは、鉄板を700℃の高温で焼き付けたあと、油を塗布し馴染ませる作業で藤田金属独自の加工です。


家庭の台所から、プロの厨房まで
そんなGARTENのラインナップは幅広く、フライパンは20/22/24/26/28cmの5サイズ、深型は20/25cm、炒め鍋は20/24/28/30cm、卵焼き用も2種類とかなり豊富に取り揃えています。一般家庭のキッチンから、プロの調理現場まで、使う人や使う場面を選ばない商品を目指して品揃えを多く用意しております。

数字が語る、7年間の歩み
GARTENシリーズは、皆様のおかげもあり、2025年10月10日時点で累計77,777個を突破しました。この数字は、7年間にわたって市場で使われ続けてきた実績そのものです。国内の直営店(大阪・東京)や公式EC・楽天市場での販売に加え、卸販売、そして海外展開へと私たちは販路を広げてきました。
この7年間の数字の裏には、もちろんわれわれの日々の努力もありますが、なにより、日頃から大切に使ってくださるお客様がいます。そんなお客様への感謝の気持を胸に、われわれ藤田金属は、大阪八尾市の町工場で、今日も、1つ1つ手作りで鉄フライパンを仕上げています。そして1人でも多くの方が藤田金属の鉄フライパンを、愛着を持って大切に育ててくださればそれ以上に嬉しいことはありません。




