
5/31、元気じゃない日のために。藤田金属が鉄鍋に込めた想い
「味噌汁だけでもいいから」。そう言い聞かせて台所に立つ朝、ありませんか。ゆっくり座って食事をとる余裕はなくても、せめて温かい一杯だけは、と鍋に火をかける。生理前のなんとなく重たい体、理由のわからないだるさに、「まあこんなものか」とやり過ごしてきた方も多いのではないでしょうか。
藤田金属は、大阪八尾市の町工場で75年にわたりモノづくりに向き合い続けてきました。そんな私たちはある日、現代の女性の多くが慢性的な鉄分不足の状態にあるという事実を知りました。そして、日本ではまだまだ鉄分不足に対する問題意識が低く、対策もあまり取られていないということも。その「元気じゃない日」、実は毎日使う鍋ひとつで、少しずつ変えていけるとしたら。
Femtech and BEYOND.との出会い
そんな課題に正面から向き合うきっかけをくれたのが、電通の「Femtech and BEYOND.」チームとの出会いでした。「女性として生きることで直面するさまざまな『あたりまえ』に、あらためて問いを立てる」——その思想に、1951年の創業以来鉄と向き合い続けてきた藤田金属のものづくりが応えることから、プロジェクトは始まりました。生まれたプロジェクト名は「Fe:project」。フェムテックの"Fe"と、鉄の元素記号"Fe"を重ね合わせた名前です。
ものづくりへの挑戦——フライパンから、お味噌汁パンへ
最初に形にしたのは、2022年春に発売した「元気じゃない日の、フライパン」でした。底面・側面ともに1mm厚、694gという驚くほどの軽さで、鉄フライパンは重くて扱いにくいというイメージを覆しました。毎日無理なく使い続けること。それが鉄分摂取を習慣にする第一歩だと、われわれは考えました。
そして第二弾としてお届けしたのが、「今日を元気にするお味噌汁パン」です。着目したのは、最も身近な料理のひとつである味噌汁でした。発酵食品である味噌には大豆イソフラボンなどの栄養があり、具材次第で野菜やタンパク質も一緒に摂れる万能なメニュー。その味噌汁を鉄の鍋でつくるだけで、毎日の食卓に鉄分補給の習慣を自然に組み込めると考えました。
商品名にある「5/31」という数字は、女性のライフサイクルと“元気じゃない日”を象徴的に表したものです。この数字に込めた思いを、ぜひ手に取って感じていただけたらうれしいです。
なぜ、鉄の鍋でつくると鉄分が摂れるのか。ガラス鍋との比較実験では、鉄分量に39mgの差がありました(ガラス鍋1.04mgに対し、お味噌汁パンは40.1mg)。そのうち約25%は体に吸収されやすい二価鉄で、一杯飲むだけで1日の推奨摂取量の9割以上をカバーできる計算です。
この鍋と、日常を育てる
サプリメントなど、鉄分を補う方法は他にもあります。でも、お味噌汁パンでお届けしたい価値は「毎日の調理という、すでにある生活動線の中に自然に組み込める」こと。いつもの味噌汁づくりが、そのまま鉄分習慣になる。それが、この道具のいちばんの強みです。
取手には、ぶな材とウォールナット材の2種類をご用意しました。使い込むほどに色合いが深くなっていく変化は、この鍋と過ごす時間の証。お手入れは、調理後に温かいうちたわしや竹ササラでお湯洗いし、しっかり乾かすだけ。難しく考えず、日々の食卓に迎え入れていただければと思います。
これからも、“あたりまえ”に問いを立て続けます
「Femtech and BEYOND.」が掲げる、女性として生きる中で直面する“あたりまえ”に問いを立て続けるという思想を、藤田金属はこれからもものづくりの軸にしていきます。1951年の創業から鉄と向き合ってきた職人だからこそ気づけること、お届けできることが、まだまだあると思っています。
もしまだお味噌汁パンを手に取っていない方は、ぜひ一度商品ページをのぞいてみてください。すでにご愛用いただいている方は、日々の一杯の様子をSNSで教えていただけたら、藤田金属にとって何よりの励みになります。また、これからも、次の“あたりまえ”に向き合うものづくりに、どうぞ引き続き注目していてください。



